みなさんは普段どんなフレームワークを使っていますか。
この記事ではビジネスでもすぐに使える問題解決フレームワークを10選ご紹介します。
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目的によって使うべき問題解決フレームワークは異なる
フレームワークは上手く使い分けることで、仕事の効率もあがり、自分自身の頭の中を整理することができます。
そして頭の中を整理することで、顧客や上司、同僚に分かりやすく説明ができ、自分にとっても相手にとってもプラスに働きます。
フレームワークと言えど様々なものがあり、目的と用途を間違えてしまうと時間短縮どころか、時間の無駄になってしまいます。
この機会に目的に適したベストなフレームワークを選び、ビジネスに役立てましょう。
課題発見の問題解決フレームワーク
まず、仕事をする上で課題を発見することが大切です。
課題を発見するために使える問題解決フレームワークをご紹介します。
ロジックツリー
課題をツリー状にし、課題を掘り下げて問題解決に向けて解決策を探すフレームワークです。
ロジックツリーにはいくつか種類があるので、3つほど紹介します。
構成要素を分解して考えるWhatツリーは、各要素について比較や検討し分析します。
課題の原因を列挙し根本原因を探るWhyツリーは、なぜ起きたかを繰り返して分析します。
課題の改善策を列挙して考えていくHowツリー、他に解決策がないか、どうすれば解決できるかを分析します。
PEST分析
PEST分析とは、Politixs(政治)、Economy(経済)、Society(社会)Technology(技術)の頭文字を取ったものです。
世の中の外部環境が変化することによって、自社にどのような影響を与えるか分析するフレームワークです。
Politixsは、法規制や法改正、税制見直しなど政治に関わる問題です。
Economyは、景気や経済成長率、金利など経済に関わる問題です。
Societyは、人口動態やライフスタイル、教育など社会に関わる問題です。
Technologyは、新テクノロジーやインフラ、特許など技術に関わる問題です。
SWOT分析
SWOT分析は、Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の頭文字を取ったものです。
戦略や計画を立てる時に使うフレームワークです。
SWOTを内部環境、外部環境、プラス要因、マイナス要因の4項目を組み合わせて分析します。
施策検討の問題解決フレームワーク
課題が見つかったら、問題解決のための目標設定と解決するための施策の検討を行います。
施策検討に使える問題解決フレームワークをご紹介します。
TOWS分析
TOWS分析は、先に出たSWOT分析の発展型でStrength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の頭文字を取ったものです。
クロスSWOT分析と呼ばれることもあります。
4つの要素を掛け合わせて戦略を立てる際に使われるフレームワークです。
SWOT分析で戦略や計画を立てたのちに、TOWS分析で実行プランを考えるとより効果的です。
プロダクトポートフォリオマネジメント
プロダクトポートフォリオマネジメントとは、経営に関する投資配分を判断する際に使用されるフレームワークです。
PPM分析と略されることもあります。
市場成長率と市場占有率の2軸の4つの領域(花形、金のなる木、問題児、負け犬)に分類されます。
アンゾフの成長マトリクス
アンゾフの成長マトリクスとは、企業の成長戦略を考える際に使用されるフレームワークです。
市場と製品の2軸にそれぞれ新規と既存で分けて表され、自社が置かれている状況や今後の事業展開の戦略をたてる際に活用されます。
AIDMA
AIDMAとは、Attention(注意)、Interest(関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)の頭文字を取ったものです。
顧客が商品を購入するまでのプロセスをモデル化したフレームワークです。
Attentionは、商品を認知する段階です。
Interestは、商品に興味関心を持つ段階です。
Desireは、商品を購入したくなる段階です。
Memoryは、商品を記憶にとどめる段階です。
Actionは、商品を実際に購入する段階です。
4C分析
4C分析とは、Customer Value (顧客価値)、Cost(コスト)、Convenience(利便性)、Communication(コミュニケーション)の頭文字をとったものです。
4つの要点を洗い出し、顧客の視点に立って戦略を実行するし問題解決するためのフレームワークです。
Customer Valueは、顧客が製品やサービス、企業に抱く価値のことです。
Costは、顧客が製品やサービスを得るための費用です。
Convenienceは、顧客が製品やサービスを手にするまでの手軽さのことです。
Communicationは、顧客が企業とのコミュニケーション手段や方法のことです
戦略実行の問題解決フレームワーク
施策検討ができたら、戦略を実行に移しましょう。
戦略実行に使える問題解決フレームワークをご紹介します。
PDCA
PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字を取ったものです。
計画を立てて実行し評価して改善することを繰り返し、継続的に問題解決と改善をするために活用されるフレームワークです。
Planでは、目標・目的を設定します。
Doは、目標・目的をもとに実行に移します。
Checkは、実行した結果を評価します。
Actionは、目標・目的に沿っていない場合、改善をします。
5W1H
5W1Hは、When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、Why(なぜ?) 、How(どのように)の頭文字を取ったものです。
ビジネスで情報整理するためのフレームワークとして活用されています。
あらゆる場面で情報を相手に伝える時や資料作成の時に、意識することで情報の伝達がスムーズに誤解なく伝わります。